私のお客様である葬儀社の社長から
良いお話をお聞きしました。
葬儀というお仕事は、
いつ、どのタイミングでお仕事が入るか
わからないお仕事です。
こちらが旅行に行っていようが、
研修中でも会議中でも、
ご依頼は入ってきます。
自分が、どんなに忙しい状況であっても、
相手は、悲しみの胸中で、
頼って、電話をくださることも多いそうです。
その時に、
「折り返しますね」とか
「今、忙しいので」
とは言えないそうです。
すごいお仕事だな~と、
驚きました。
それでも、場数を重ねていくと、
相手を受け止めることができるそうです。
言葉を選びながらも、相手の一言一言に
思いを重ね、まずはお気持ちに寄り添う、
ということを実践されているそうです。
本当は、心の余裕がなかったり、
お仕事がビッチリ入って
断らなくてはいけない状況であったとしても
まずは、お気持ちを受け止めることが
大切だそうです。
私は、ハッとしました。
心が余裕がないときが多いので、
そのようなご対応をされていらっしゃる方が
目の前にいらっしゃるということに感激しました。
心の余裕を持ち続ける大切さを
痛感したところでした。
ということで、どのビジネスにおいても
一度、お客様の思いを受け止める場があれば、
お客様の思いにあった商品・サービスが提供できます。
例えば、
整体院だったら、事前カウンセリング
美容室も、事前に憧れの髪型が相談できたら良いですね、
車屋さんが、事前相談から、
自分の価値観を知れたら面白いかもしれません。
というように、事前に相手のお話を聞く、
背景を知る、相手の思いを受け止めることができると、
相手からは「わかってくれる人」という存在になれます。
私自身も、まだまだ精進しなくては、
と思った出来事でした。
素晴らしい社長とご縁があること、
有難いことです。