仕事柄、経営者とお会いする機会が多いです。 というより、お会いするのはほとんど経営者です。 最近、思うことがあります。 それは、余裕がない人が 増えているということです。 実は、私もその一人かと思います。 忙しすぎると、周りが見えません。 将来が見えません。 新しいことが考えられません。 ということで、 目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまい、 約束していたアポも忘れてしまう方もいました。 忙しい、というのは 「忄(心)」を「亡くす」 心なく、ただ仕事をこなすだけ ひどい場合には、仕事を処理する、 ということになります。 一方、忙しいことでメリットもあります。 ・忙しいことで、不安を感じなくて済みます ・忙しいことで余計なことを考えなくて済みます ・忙しいことで、求められているような気がして、 他人から認められているような気になれます。 でも、忙しいというメリットの妄想は、 キレイさっぱり、捨てなくてはならないことです。 ということを、私のメンターから お盆中にしっかりと言われました(笑) どうやって、忙しい毎日を捨て去るのか、 ということですが、以下の手順で考えます。 1 忙しいのは自分で選択していることを知る 2 スケジュールを詰め込まないようにする。 (予定を入れない余裕を作る) 3 腑に落ちない仕事を断る または単価を上げる 4 ゆとりを感じることが豊かさを引き寄せることを感じる 実行するには勇気がいりますが、 余裕を作ろうとすることは、大切なことですね。 松下幸之助さんのダム式経営で 余裕を作ることが大切だ、という有名な話があります。 余裕を作るのは、どうすればいいですか、 と講演会で質問があったそうです。 「余裕を作ろうと思うことが大切ですな~」と お答えされ、ほとんどの聴衆はガッカリされたそうです。 でも、一人、大きく納得し、 大変、感激していた人が居たそうです。 京セラ創業者の稲盛和夫名誉顧問です。 「そうか、余裕を作ろうと思えば良いんだ」 と納得されているお姿が目に浮かびます。 どうなりたいか、 自分で意識して、 自分で行動することが大切ですね。 今日は、皆様へというより、 自分自身に向けた言葉のようにもなってしまいました。 「余裕を作る」 とっても大切なことです。
(本日配信のメルマガより)