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Channel: 小さな会社のための「お金とご縁を引き寄せる経営」渡辺進也の公式ブログ
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震災から10年

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今日は3月11日

 

 

宮城県人の私にとっては

忘れられない日です。

 

 

その日、石巻の雄勝という海の街にいました。

本当に怖かったです。

 

 

迷わず逃げました。

途中、石巻で水が迫ってきた場面にも

遭遇しました。

 

 

なんとも言えない怖さでした。

 

 

今まで、ほかの人には、言えませんでした。

 

 

なぜなら、私以上に苦しい思い、

悲しい思いをした人がいる。

 

 

自分なんか、言えるようなレベルではない、

とずっと思っていました。

 

 

石巻、気仙沼、大船渡、南三陸、

宮古、久慈の沿岸の経営者と震災後

たくさんのエピソードを伺ってきました。

そして、実は、内陸地域も

私たちのような支援する人も

みんな傷ついていたんです。

 

 

誰にも言えない、

自分なんかまだまだマシだった、

だから無理してでも前を向いていこう。

 

 

そうして生きてきた10年でした。

 

 

でも、どこかでしっかり悲しみを味わって

区切りをつけなくてはいけません。

 

 

みんな大なり小なり、

悲しい思いをしてきました。

 

正直に悲しみを味わうことも大切です。

 

 

今日の新聞を読んで

思いっきり泣きました。

なぜか、わかりません。

 

 

涙があふれて、嗚咽が止まりませんでした。

 

 

誰だって、つらかったんです。

精一杯、生きてきたんです。

 

 

今日、ひとつの区切りをつけたいです。

 

 

先日、葬儀屋の社長とお話をしました。

 

 

「葬儀って何のために行うんですか??」

 

 

「残された方がしっかりと悲しみを味わって、

 区切りをつけるためだよ」と

 短い言葉で仰っていただきました。

 

 

今、その意味を深く実感しました。

悲しみはしっかり感じなくてはいけません。

無理に抑え込むのは良くないことです。

 

 

しっかり悲しみは味わって、

そして、どこかで区切ることが大切です。

 

 

今日、ひとつの区切りにして

前を向いていこうと思いました。

 


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